船釣りでカツオを釣り上げた女性

船で海に出ておこなう釣りは、釣り人にとって一度は憧れるアクティビティですよね。船釣りを安全・快適に楽しむために、入門時に気をつけたいポイントや釣り具以外の必携グッズを紹介します。 【写真】安心・安全に船釣りを楽しむ対策をチェックする（全9枚）

防水性のあるウェアや滑りにくいシューズは必携

海の上は天候が変わりやすく、想像以上に風が強く吹くもの。出港時には晴天でも急な雨に見舞われたり、波しぶきを被ることもあるので、季節を問わず防水性の高いウェアが必須です。防水ウェアは釣具メーカーから出ている高性能モデルや、アウトドアブランドが出している普段使い可能なデザインのものなど種類はさまざま。季節や目的に合わせて選びましょう。 常に濡れていてとても滑りやすい船の上では、防水性が高く滑りにくい釣り用の長靴が快適です。とはいえ、暑い季節に長靴はちょっと……という方は、足元が濡れると割り切ってサンダルでもOK。もちろんサンダルの場合でも、必ず脱げにくく滑りにくいものを選ぶ必要があります。

何より大切！　安全のための装備

小型船舶に乗る場合、法律によってライフジャケットの着用が義務付けられています。海上での突然の事故に備え、命を守るためにもライフジャケットは必須。釣り船でレンタルできる場合がほとんどですが、自分で用意する場合は国の安全基準に適合した「桜マーク」付きのライフジャケットを必ず選んでください。 釣り船は一度沖に出たら、簡単に陸には戻れません。海上で万が一のことが起きた場合、船に備えているもので対応しなくてはならないので、応急処置セットや防水ライトもあると安心です。携帯電話も無線も使えない場所での遭難に備えて、救難用ホイッスルも携行しておくと良いでしょう。

あると快適！　日差しを遮るグッズ

海上には日差しを遮るものがないため、常に強い太陽光が降り注ぎます。熱中症や目の疲れを防止するために、帽子・サングラスもマストアイテム。サングラスを選ぶときは、水面に反射した光を抑える偏光グラスを選べば、照り返しから目を守ってくれる効果があります。また、強い紫外線を浴びることによって火傷レベルの日焼けをしてしまう可能性も。顔だけでなく、肌が露出している部分にしっかり日焼け止めを塗ってください。 船酔いしやすい人は、酔い止め薬も忘れずに。酔い止めは飲んでから効くまで少し時間がかかるので、用法・容量を確認した上で事前に飲んでおきましょう。酔ってしまった後からでも効くタイプもあるため、「自分は大丈夫」という人でも万が一に備えて携行しておくと安心ですよ。 飲食面ではすぐに食べられる軽食や、飲料水を多めに持っていくことが大切。準備を万全にして、安全・快適に船釣りを楽しんでくださいね。