「結局SBI証券と楽天証券はどっちが得か」新NISA【クレカ積立・投信保有ポイント・売買手数料】ガチ比較
年会費3万3000円のプラチナプリファードは買い物利用額300万円未満で投信クレジットカードつみたてに1%、300万円以上で同2%、500万円以上では同3%。 なお、SBI証券では三井住友カード以外に東急カードやオリコカードなど7社のカードから選べる(還元率は異なる)。 一方、楽天証券でポイント還元されるのは楽天カード。年会費無料のノーマルカードが0.5%、年会費2200円のゴールドカードが0.75%。 どちらも信託報酬のうち楽天証券の受け取る手数料が0.4%(税込み)未満の投信をつみたてたときの還元率で、0.4%以上の投信は1%になる。 年会費1万1000円のプレミアムカードは投信の信託報酬に関係なく一律1%、年会費3万3000円のブラックカードは同2%。 たとえば「信託報酬0.2%以下の投信をつみたてる場合」かつ「年会費無料のノーマルカード」で比べると、SBI証券は年10万円以上の買い物条件付きだが0.5%、楽天証券は条件なしで0.5%。 還元率に差はない。ゴールド以上は投信以外の買い物金額が大きいほど、SBI証券が有利だ。 なお、投信クレジットカードつみたてに関してはSBI証券や楽天証券以外のネット証券の還元率も高い。 マネックス証券ならマネックスカードかドコモのdカードで決済すると月5万円まで1.1%。それ以上は段階的に還元率が下がるものの、上限の月10万円のつみたてで実質0.73%のポイントがもらえる。 auカブコム証券はau PAY カードで一律1%還元と奮闘中。 松井証券もJCB発行のJCBオリジナルシリーズによる投信クレジットカードつみたてを2025年5月から開始する。当初は最大7.0%還元(条件あり)のキャンペーンを展開予定。 ■投信保有ポイント◎ さらに注目したいのが特定の投信を「持っているだけ」で、保有残高に応じて毎月ポイントがもらえるサービス。ここではSBI証券と楽天証券の2社で特に人気の投信を保有した場合の還元率を表にまとめた。 投信の保有金額が少ないうちはありがたみを感じないが、1000万円を超えたあたりから年間数千ポイントになり、S&P500の投信で残高2000万円だと年間5594~6511ポイントがもらえる(下の表参照)。 保有ポイントのサービスはマネックス証券、松井証券、auカブコム証券でも実施している(対象投信と還元率は異なる)。このサービスが一生続きますように! 取材・文/安住拓哉、中島晶子(AERA編集部) 編集/綾小路麗香、伊藤忍 『AERA Money 2024秋冬号』から抜粋
中島晶子,安住拓哉