東京科学大学病院、移植医療部を設立へ 日本で13施設目の心臓移植を行える施設目指す
日本で13施設目の心臓移植を行うことができる施設を目指し、来年1月、東京科学大学病院(東京医科歯科大学が東京工業大学と統合し、病院の名称変更)が、移植医療部を設立することを明らかにしました。 昨年、日本で心臓移植をうけた人の待機期間はおよそ5年で、移植を待機している間に亡くなってしまう人が海外と比べて多いことなどから、東京科学大学病院は、日本で13施設目となる心臓移植を行う施設を目指し、移植医療部を設立すると発表しました。 移植医療部には、関係性を独立させた上で、臓器提供と臓器移植の2つの部門を設けるとしていて、初年度は年間12例の心臓移植の実施を目標とする方針です。 また、関連病院が関東の広い範囲に比較的多くあることから、移植の術前や術後の管理を連携して行い、患者の社会復帰の支援につなげていくとしています。 今後、東京科学大学病院は、日本循環器学会に心臓移植を行う施設の審査申請を提出する予定で、早ければ再来年の4月から移植ができるようになる見込みです。