神戸空港、国際チャーター25年春就航へ 大韓航空ソウルから
神戸空港を管理する神戸市は9月24日、2025年春に始める国際チャーター便の受け入れについて、大韓航空(KAL/KE)から就航計画の表明があったと発表した。ソウル(仁川)から毎日運航する。同空港は国内線のみで、チャーター便の運航後、2030年前後からは定期便の就航も計画する。 【イメージ】25年3月末供用予定の神戸空港サブターミナル 機材はエアバスA321neo(2クラス182席:ビジネス8席、エコノミー174席)か、同等のものを投入すると想定する。神戸空港の企画・調整を担う市港湾局空港調整課によると、便数を含め詳細は今後調整するという。 神戸空港は2006年2月16日に開港。当初は神戸市が運営していたが、2018年4月1日に民営化し、現在は関西エアポート神戸が運営している。開港以来、定期便は国内線のみが乗り入れ、国際線は就航していない。2022年9月に開催された「関西3空港懇談会」で、神戸の国際線定期便就航が合意に至り、早ければ2030年前後から定期便が就航する。また、2025年に開催される大阪・関西万博では、関西空港の国際線を補完する形で国際チャーター便の乗り入れが認められた。 空港の設置管理者である神戸市は、国内・国際一体型のターミナル施設「神戸空港サブターミナル」を整備。国際チャーター便のほか国内線発着枠の拡大に向けたもので、2025年3月末のオープンを予定する。
Yusuke KOHASE