どの人種より学歴も収入も高いのに…日本人が知らない「理不尽な東アジア人差別」の実態
■男の子はいじめや暴力の標的になってしまう このような体験をしてきている東アジア系の人の中には、白人化しようと一生懸命になる人も少なくありません。アフリカ系のように、完全に分断された社会で生きようとする人もいます。 アメリカや欧州で実際に生活した人なら嫌というほど知っている事実として、東アジア系は結婚相手も友達もみんな東アジア系のことが多いのです。 また東アジア系男子の人生は困難だらけです。ほかの人種にくらべると小柄で体格が劣るため、いじめや暴力の対象になることが少なくありません。学校では病院送りになるレベルの暴力を振るわれることもあります。これは私の知人が体験した事実です。 いじめを避けるために、私立の学校に通わせることも珍しくありません。 これが日本のメディアではほとんど報道されない、東アジア系の生活の実態です。 ---------- 谷本 真由美(たにもと・まゆみ) 著述家、元国連職員 1975年、神奈川県生まれ。シラキュース大学大学院にて国際関係論および情報管理学修士を取得。ITベンチャー、コンサルティングファーム、国連専門機関、外資系金融会社を経て、現在はロンドン在住。日本、イギリス、アメリカ、イタリアなど世界各国での就労経験がある。ツイッター上では、「May_Roma」(めいろま)として舌鋒鋭いツイートで好評を博する。 ----------
著述家、元国連職員 谷本 真由美