真鍮製は上級者向け? 今すぐ試したい万能アイテム「シェラカップ」の魅力と選び方とは
アウトドアで活躍する調理器具のひとつに「シェラカップ」があります。多様な使い方ができる人気のギアですが、実は様々な種類があるようです。どのように選ぶべきなのか、詳しく見てみましょう。 【写真】素材違いのシェラカップの種類を見る(全7枚)
さまざまな使い方があるシェラカップ
今やキャンパーの間では定番ギアとして人気のシェラカップ。金属製のボウルに持ち手がついたような形をしており、主に調理用のギアとして使われます。金属製なので直火で熱することができ、焼く、煮る、揚げるなど、鍋の代わりとしてさまざまな調理方法に使用することが可能。 また、フタや同サイズのカップと組み合わせれば炊飯や蒸し焼きもできたりと、アウトドア料理のほとんどをカバーできる活用の幅が魅力です。
収納性も高くコンパクトなのも嬉しい
さらに、シェラカップには取っ手が付いているので、飲み物を飲んだり、調理した後ダイレクトに食事することも可能。いくつか持ってきて取り皿として使うのにもちょうどいい大きさです。目盛りが付いている製品も多いので、計量カップとしても使えます。 さまざまな用途で使えるシェラカップですが、コンパクトに持ち運べるのも魅力。重ねて収納ができ、取っ手が折りたためるタイプもあるなど、持ち物がかさばらないので荷物を小さく収めたいキャンプに最適です。ひとつ持っていれば何役にも活躍してくれるので、他の調理器具を減らすこともできますね。
使われている素材で変わるシェラカップの使用感
シェラカップにはさまざまな素材のものがあり、定番となるのがチタン製とステンレス製です。チタン製は、耐久性が高く錆びにくいという特徴もありますが、最大のメリットは軽いこと。荷物の軽さが重要な、徒歩・自転車キャンパーや登山者に向いています。一方でチタン製は、熱伝導が悪いため調理に時間がかかったり、価格も高めというデメリットも。 逆にステンレス製は重さこそあるものの、価格が安く熱伝導が良いのが特徴。迅速にお湯を沸かしたり焼いたりできるため、快適に調理を行いたい人に向いています。保温性が高いという特徴もありますが、熱伝導が良いぶん持ち手まで熱くなりやすいので、取り扱いには少し注意が必要。 他にも、こだわり派には真鍮製も人気です。保温力が高いので、飲み物の冷たさをキープするのにGOOD。使うたびにくすんだ色に変化していき、味がでるのを楽しむのも醍醐味です。一方で、サビに弱いという側面も。変化を楽しみつつ、しっかりとメンテナンスを行える人にはおすすめです。 多彩な用途で調理の幅を大きく広げるシェラカップ。ぜひ次回のキャンプやアウトドアで試してみてはいかがでしょうか。
野中陽平