「彼らを信頼しているし、僕がどんなプレーが得意かを知っている」八村塁が明かす好調の要因とチームの意識改革<DUNKSHOOT>
今季でキャリア6年目、ロサンゼルス・レイカーズで3年目を迎えた八村塁が開幕から好調を維持している。 ルーキーイヤーの2019-20シーズン以来、5年ぶりにレギュラーシーズン開幕戦で先発に名を連ねた八村は、ミネソタ・ティンバーウルブズ相手に18得点、5リバウンドをあげて勝利に貢献。2戦目のフェニックス・サンズ戦は14得点、7リバウンド、3戦目のサクラメント・キングス戦で18得点、9リバウンド、現地時間10月28日に行なわれたサンズ戦では今季初、キャリア13回目のダブルダブル(20得点、10リバウンド)を達成した。 【動画】今季初のダブルダブルを達成した八村のサンズ戦ハイライト ここまで4試合すべてでスタメンに名を連ねている八村は、平均35.8分のプレータイムで17.5点、7.8リバウンド、2.0アシスト、フィールドゴール成功率43.9%、3ポイント成功率61.5%(8/13)、フリースロー成功率80%をマーク。 とりわけ目立つのが高確率のアウトサイドシュートとリバウンドの多さだ。スモールサンプルとはいえ、3ポイント成功率はリーグ10位タイ、オフェンシブ・リバウンド14本は同8位タイにランク。さらに出場時の±はチーム1位かつリーグ9位の+56と、レブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビスという将来の殿堂入りプレーヤーとともに名門球団の主軸として見事に機能している。 キングス戦後、26歳のフォワードは好調の理由にチームメイトの存在を挙げた。 「レブロン、AD(デイビス)、AR(オースティン・リーブス)、ディーロー(ディアンジェロ・ラッセル)と一緒にプレーしているけど、彼らはパスが上手いし常に周囲が見えている。彼らを信頼しているし、彼らは僕がどんなプレーが得意かを知っている。だから、チームケミストリーも良くなっていると思う。 タイミングが重要なんだ。守備の選手が視線をそらすタイミングや気を取られる瞬間がある。その隙を見逃さず、僕に良いパスを通してくれるんだ」 また、八村は今年6月に就任したJJ・レディック新HC(ヘッドコーチ)の下で、昨季とチーム全体の考え方が変わったことも明かしている。 「シーズンが始まる前にも言ったけど、昨季はラインナップやケガなど、いろんなことがあって手探りの状態だった。『よし、ウエストの1位を取ろう』という意識を持てなかった。でも今年はトレーニングキャンプの時から、そういう考え方ができるようになったんだ」 開幕前の評価は高くなかったものの、3勝1敗と10-11シーズン以降では最高のスタートを切ったレイカーズ。まだシーズンは始まったばかりだが、八村が現在のプレーのクオリティーを維持し、レブロン&デイビスの2枚看板が健康体を保てれば、今季はウエストの上位シードの座を手にできるかもしれない。 構成●ダンクシュート編集部
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