琉球大学初の女性学長 「景色を変えたい」 性別に関係なく活躍できる場を
「これまで何十年と自分が考えてきたこと、例えば何故人は人を差別するのか、何故性差別や人種差別が起こるのかというずっと疑問としてもっていることをクラスの学生の色んな意見から今時の人はこんな風に考えるんだとそこから学んでいる。本気で学んでいます私も」 この春には教壇を離れる喜納先生へ、学生からこんなエールも。 ▼学生「喜納先生は女性だから注目されるわけではなく、本当に素敵な人。これからも女性学長というタイトルだけでなく琉大のすごい学長として皆に覚えられてほしい」 ▼琉球大学 喜納育江教授「頑張ります」 琉球大学では1950年の創設以来初の女性学長となる喜納さん。仕事をする上で意識していることがあるといいます。 ▼仲田キャスター 「話があればまずはやってみる?」 ▼琉球大学 喜納育江教授「それはそうしています。今の仕事もそうですけど、私がやらないとそこに女性はいますか?となるといない時もある、あるいは少ない。だったらやりましょうという感じで。プレゼンスが重要。景色を変える。自分への話があれば断らないようにしている」 女性の教員や研究者がまだまだ少ない状況の中、一歩一歩女性が活躍できる道を切り開いてきました。挑戦し続けるその姿が少しでも誰かの背中を押すことができればと新学長への意気込みを語ります。 ▼琉球大学 喜納育江教授「課題もたくさんあってそれは気付いているので、まずはその課題を一つ一つクリアする道筋をちゃんと作っていきたいなというのがまず就任1年目の目標」 ▼仲田キャスター「喜納先生が大切にしている言葉は?」 ▼琉球大学 喜納育江教授「You are stronger than you think.あなたは自分で思っているよりも強い。私より優秀な女性たくさんいるんですよ。本当にあちこちに埋もれているだけだと思うのでもっとそういう方々に光が当たって色んなところで女性がリーダー的な地位につく現象が起こるといいなと考えています」 学び続けることで景色が変わる。女性初の学長として、大学に新たな風を吹かせます。
琉球放送