後任監督報道に関するスポンサーへの問い合わせに福岡「一部業務に支障」
アビスパ福岡が8日、来季の監督人事に関する声明を掲載した。 福岡は先月末、長谷部茂利監督の今季退任を発表。2020年からチームを率いてきた同監督は、初年度にJ1昇格へ導くと、2023シーズンにはJリーグYBCルヴァンカップを制した。2024シーズンも残り3試合時点で明治安田J1リーグ9位と、2年連続一桁順位でのフィニッシュに向けて奮闘を続けている。 後任指揮官についてはさまざまな憶測が飛び交っているが、候補として報じられた特定の人物に関する賛否が噴出し、一部サポーター団体からは反対声明も出ていた。 そして、福岡は「来季の監督人事に関する一部報道について」と題した声明の中で「一部報道にて来季の監督人事に関する記事が取り上げられ、弊クラブへ多くのご意見やお問い合わせをいただいておりますこと、心より感謝申し上げます」と伝えつつ、ネガティブな影響も出ていることを明かしている。 「今回の報道により弊クラブのスポンサー企業の皆様に個別の問い合わせや、個人の主張等の連絡が入っており、一部業務に支障が出ておりますことお詫び申し上げます。現在、来季に向けた様々な準備を進めておりますが、現時点ではクラブから公式に発表している情報はございません。また、シーズン中につき、来季の具体的な人事決定や報道内容についてのコメントは控えさせていただきますこと、ご理解いただけますと幸いです」 続けて、注目の後任監督については「シーズン終了後、準備が整い次第、公式サイト等を通じて発表させていただく予定」とし、「スポンサー企業の皆様への個別の連絡等はお控えいただけますようお願い申し上げます」と呼びかけた。 一方で、サポーターなどからの意見については「皆様より弊クラブへ貴重なご意見をお寄せいただきましたことに、深く御礼申し上げます」と感謝を述べている。