大規模対立が発生したACLE神戸vs山東泰山、両チームへの罰金処分が決定「試合の評判を落とした」
アジアサッカー連盟(AFC)は今週、10月2日のAFCチャンピオンズリーグエリート(ACLE)・ヴィッセル神戸対山東泰山(中国)で発生した大規模な対立に関する両チームへの罰金処分を決定した。神戸は1万ドル(約155万円)、山東はその他の事案を含めて総額5万6750ドル(約879万円)を支払うように命じられた。 【動画】山東の危険タックルから大規模対立 この試合では神戸が2-1でリードする後半アディショナルタイム、山東DFガオ・ジュンイーが神戸FWジェアン・パトリッキに背後からスライディングタックルをし、そのまま興奮した様子でパトリッキに向かって何か言葉を浴びせた。これに対して複数の神戸の選手が詰め寄ると、山東スタッフを中心に両ベンチメンバーがピッチに入って試合が中断する異例の事態となった。試合は2-1のまま神戸が勝利している。 AFCはこの騒動を巡って両チームに対し、「複数の選手やスタッフによる行為が試合の評判を落とした」と判断。神戸に1万ドル、山東には4万ドルの罰金処分を下した。さらに山東は試合終了後、審判団に悪質な行為をしたとして追加で1万ドル、また試合を通じて7選手がイエローカードを受けたため追加で6750ドルの支払いが命じられ、総額は5万6750ドルとなった。 なおAFCは10月、同試合で退場処分を受けた山東のチェ・ガンヒ監督に対して「主審の懲罰を尊重せずに約7分間ピッチ周辺から離れなかった」ほか、退場後に無断でテクニカルエリアに戻ったとして6試合のベンチ入り停止を、キム・ヒュンミンアシスタントコーチには審判団に対する暴力行為で10試合のベンチ入り停止を発表している。