広島 ミスから痛恨の逆転負け 苦手の中日本拠地で5連敗 名手・矢野の失策から森下が踏ん張れず
「中日2-1広島」(27日、バンテリンドーム) 広島が痛恨の逆転負けでバンテリンドーム5連敗となった。四回に遊撃の名手・矢野雅哉内野手の失策が絡んで逆転を許した。2連敗となり、連敗は7月28日以来、1カ月ぶりとなった。 【写真】まさかのポロリ グラブからこぼれるボール 名手・矢野が痛恨 森下と高橋宏斗の投げ合い。1点勝負が想定されていた中でミスが勝敗を分けた。1点リードで迎えた四回。1死から細川の高く弾んだゴロを遊撃手・矢野がグラブに当てながらも、後ろにそらして記録は内野安打で出塁を許した。その後2死一塁でのカリステのゴロも矢野がファンブル。攻守交代のところが一転してピンチが拡大すると、森下が石川昂弥に右翼への決勝の逆転2点適時二塁打を浴びた。 前戦の25日・阪神戦でも2点リードの三回2死から近本のゴロを捕球した菊池の送球を一塁手・坂倉が後逸(記録は内野安打)。そこから5連打で逆転負けを喫していた。優勝争いを初めて経験する選手も多い中、守備のほころびが勝敗に直結する試合が続くことになった。 打線では三回に末包が三塁線を破る先制適時二塁打を放った。高橋宏斗から今季26イニング目にして初得点を挙げた。幸先良く得点したが、逆転を許して以降は相手のペースにのみ込まれた。 鬼門・バンテリンドームでは5連敗で2勝6敗1分けとなった。中日との対戦成績は6勝10敗1分け。対セリーグ球団で唯一負け越している。