新紙幣1000円札の顔になる“北里柴三郎” 正しい苗字の呼び方を徹底調査 ひ孫は「どちらでもいい」
地元は「きたざと」が当たり前
また、熊本の「北里(ざと)柴三郎記念館」にも話を聞きしました。 「北里(ざと)村というのがあり、そこで柴三郎は生まれたので。こちらでは全部『きたざと』で統一している。地元は『きたざと』が当たり前。『きたざと』以外ありえない」(北里柴三郎記念館 北里英郎館長) そんな館長の正体は―― 「ひ孫にあたる」(北里館長) なんと、北里柴三郎のひ孫。 お名前は、北里かと思いきや―― 「東京から2年前にこっちに来て、東京では『S』です」(北里館長) 名刺には、「KITASATO」と記されていました。
呼び方は「どちらでもいい」
「どちらでもいい、簡単に言うと。私も九州で講演をする時は、『きたざと』と言っている。そういう風に区別して、発音してもらって構わない。対象となる人物は同じなので、論争する必要もないと個人的に思っている」(北里館長) なんだか、ひ孫の代まで、ややこしくなっていましたが、要するにグローバルな読み方が「きたさと」。 地元では「きたざと」が一般的で正解というものはなく、どちらも間違いではないようです。 なお、名古屋市教育委員会によると、公立中学校の社会科の教科書は「きたさと・しばさぶろう」と書かれているということです。
東海地方にもゆかりが…
いよいよ、来週(7月3日)に迫った新しい紙幣の発行。 東海地方にもゆかりが―― それが、愛知県犬山市にある博物館・明治村。 この建物は東京から移築されたもので、柴三郎は、ここで細菌学を学びました。
5000円札の津田梅子に会える?
そして「帝国ホテル」の設立に関わったのが、1万円札の渋沢栄一です。 ちなみに、5000円札の津田梅子には、会うことができる!? それが、明治偉人隊 “津田梅子”さんです。 Q.新紙幣発行の機会をどう捉えているか 「お札が変わるということは、生活が徐々に変わっていく。早く皆さまのお手元に、私の顔が届いてほしい」(明治偉人隊 “津田梅子”さん) 新しい紙幣は7月3日に発行です。