京都は鹿島とスコアレスドロー GK太田“神の右手”でビッグセーブ連発「皆のセーブ」
◇明治安田J1リーグ第29節 京都0―0鹿島(2024年11月17日 サンガS) 9日の川崎F戦で既に残留を決めている京都は、鹿島とスコアレスドローに終わった。4試合連続負けなしとなったが、残り3試合で全勝を目指していたチョウ貴裁監督は「どの景色を見られるかと言ってきたので、3が取れなくて残念」と渋い表情。一方で「鹿島さんを含めてスリリングな試合だった。妥当な結果」と自らを納得させるように言葉を紡いだ。 引き締まった試合を演出したのは、3試合連続スタメンのGK太田岳志の“神の右手”だ。後半14分にはDF安西の決定的なシュートを右手一本でセーブ。「僕1人でできるもんじゃない。MFやFW陣が体を張ってくれているからコースが狭まっている。皆のセーブ」。謙虚に答えたが猛攻を受けた試合終了間際には、MFブレーネルの強烈なシュートを再び右手で防いだ。 13位に浮上し、残り2試合で9位・横浜まで勝ち点3差。指揮官は「町田さんにも東京Vさんにも前期は勝てていない。リベンジする気持ちで臨む」。2連勝フィニッシュを果たし、22年ぶりの1ケタ順位を目指す。