ウィラー、年末年始の高速バス予約動向を発表、「推し活」の存在感高まる、宿泊料金高騰で夜行バスへのシフトも
WILLER EXPRESS(ウィラー)は、年末年始(2024年12月20日~2025年1月6日)の高速バス「WILLER EXPRESS」の予約動向をまとめた。それによると、2024年12月4日時点の集客人数は9万6991人で、前年比1.9%減となっている。 一方、10月1日時点では同39.3%増、11月1日時点では同7.8%増となっていることから、同社では予約のタイミングが早まる傾向にあると分析している。2024/2025年末年始の乗車ピークは12月28日。 2024/2025年の年末年始の予約傾向としては、24歳以上の社会人の利用者が前年と比べて10%増加している。同社では、その背景として、宿泊料金の高騰が夜行バスの利用につながっていると分析。「ライブ・イベント」を目的とした移動でも、従来の新幹線とホテルという組み合わせから、夜行バスを利用するケースが増えているとみている。 また、予約のタイミングが早まっている点について、「帰省」を目的とした利用が多い時期と「ライブ・イベント」を目的とした利用が多い時期が重なったことが要因としている。 2024/2025の年末年始では、「帰省」を目的とした利用が増える「仕事納め」の前後に、東京ドーム、京セラドーム大阪、バンテリンドームナゴヤなどで大規模なライブ・イベントが予定されており、全路線的で推し活を楽しむ「ライブ・イベント」を目的とした利用が増えているという。 このほか、例年12月31日の大晦日の夜行便は前後の日程に比べて乗車人数が少ない傾向にあるが、2024年もその傾向は続いている。
トラベルボイス編集部