廃タイヤの総重量は「年間80万トン」!? 意外な使い道で90%が有効活用されているって本当?
廃タイヤの処理・回収ルート
廃タイヤの処理・回収ルートは、排出者が誰なのかによって若干異なるようです。一般ユーザーが処理する場合は「一般廃棄物」としてタイヤ販売店に依頼するケースがほとんどであり、そこから廃棄物処理業者(収集運搬業者・中間処理業者)へ委託をします。 対して事業系ユーザーや解体系業者の場合、産業廃棄物として廃棄物処理業者へ処理を委託します。最終的には廃棄物処理業者から再生利用/最終処分を実施する業者へ「有償売却」もしくは「処分委託」が行われ、廃タイヤの処理・回収が行われるようです。
廃タイヤは原形加工利用、熱利用、輸出の3方法でリサイクルに用いられている
廃タイヤのリサイクル方法はおもに3つに分かれており、合計で98万4000トンがリサイクルされています。このほかにも代替燃料として廃タイヤの需要が増えているようで、さまざまな需要があると考えられるでしょう。 なお、廃タイヤはタイヤの取り替え時や車を廃車にする際に発生する傾向にあります。90%は、タイヤの取り替え時に廃タイヤとして処理されることもあわせて覚えておきましょう。また、処理・回収ルートも誰が排出するかによって異なるようです。これらの部分の違いも理解しておけば、実際に廃タイヤを処理する際のトラブル防止につながるかもしれません。 出典 一般社団法人 日本自動車タイヤ協会 廃タイヤ(使用済みタイヤ)リサイクル状況及び廃タイヤの不法投棄状況を取りまとめました。 一般社団法人 日本自動車タイヤ協会 タイヤ業界におけるリサイクルへの取組み-2022年(5ページ) 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部