愛煙家「もう諦めます」来年1月27日から大阪市内全域で路上喫煙NGに たばこ吸わない人からは「子どもがいたら気になるので…」「すみ分けするのはいい」の声も
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2025年1月27日から、大阪市全域で路上喫煙が禁止となります。 (大阪市 横山英幸市長)「都市格をあげるためには路上喫煙禁止。1月27日からスタートしていきたいと思います」 大阪市は11月12日、市内全域の公道や市有地で路上喫煙を禁止する改正条例を来年1月27日に施行すると表明しました。 現在、大阪市内には「路上喫煙禁止地区」が6つありますが、市は来年開催される大阪・関西万博までに市内全域へと拡大するため、協議を進めてきました。改正条例の施行までに市の要件を満たした指定喫煙所を、市と民間で合計140か所は確保できる見通しが立ったということです。 市内全域に広がることに対して、街の愛煙家たちは… 「知ってます、全面禁止。もう諦めます」 「(市内)全部ですか?え~!気候もいいんでね、青空の下で吸うのも気持ちいいんですけど」 「(Q喫煙所は足りると思う?)多ければ多いほど。もっとあってもいいと思います」 では、たばこを吸わない人は? 「その辺で吸っている方がいると、子どもがいたら気になる」 「しっかりとすみ分けするのはいいんじゃないかなと思います」 1976年の地下鉄・御堂筋線の映像を見ると、ホームでたばこを吸う人の姿が。この頃はそれが当たり前の時代でした。 1980年代になると禁煙ブームが到来。駅などを中心に禁煙の動きが広がっていきます。 【1983年】 「(Q禁煙タイム開始はご存じですか?)きょうから…わかりました」 1990年代に入ると、JR西日本管内の在来線と新幹線の全駅で「終日禁煙」となり、大阪市内の6つの地下街も禁煙となりました。 さらに2000年代に入ると「健康増進法」が施行され、受動喫煙の防止が叫ばれるようになりました。 そして、大阪と名古屋を結ぶ「近畿日本鉄道」では喫煙車両がなくなりました。 【2020年】 「これ(喫煙車に)乗ってお酒飲んで、たばこを吸うのが癒やし。感慨ひとしおですね」 2025年1月から大阪市内の愛煙家はより一層肩身が狭くなりそうですが、市は万博開幕までにさらに160か所の喫煙所を確保したいとしています。
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