御朱印に池田理代子さんの「紫式部」…期間限定、特別仕様が人気
寺社名や参拝日を墨書で連ね、朱色の印が一つ――。黒赤2色のシンプルなデザインが多い御朱印だが、近年、色鮮やかな絵柄などを施した特別仕様が人気だ。 【画像】京都府 京都の寺社も次々と新たなデザインを編み出している。世界遺産・下鴨神社(京都市左京区)では、人気漫画「ベルサイユのばら」の作者、池田理代子さんの手がけたイラスト入りの御朱印を授けている。
縁結びの神をまつる末社・相生社の御朱印は、源氏物語を書いた紫式部のイラストが添えられ、有名書家が墨書を担当。摂社・河合神社では、神武天皇の母で「美麗の神」として信仰される「玉依姫命(たまよりひめのみこと)」をデザイン。池田さんが伝承を基に「強く美しい女性の姿」を描いた。
下鴨神社の担当者は「御朱印はもともと、年配の方を中心として人気だったが、イラストが若い女性や外国人観光客も引き付けている。神社の由緒に興味を持つきっかけにもしてほしい」と話す。 いずれも来年4月末までの期間限定。初穂料は各1000円。