【速報】生後6か月の女児に抗菌薬を“過剰投与”容体急変し死亡する医療事故 通常の5倍の濃度を投与 兵庫県立こども病院
兵庫県は14日、神戸市中央区にある「兵庫県立こども病院」で生後6か月の女の子に対し抗菌薬を過剰に投与する医療事故があり、女の子が死亡したと発表しました。 ▼捏造された“ラブレター”約30通を男子生徒に「いじめ重大事態」被害女子生徒が死亡 兵庫・猪名川町 14日午後2時から会見を開いた兵庫県立こども病院の飯島一誠病院長は、「安全な医療の提供に努める中、このような事態になり、患者やご家族のみなさまに深くお詫び申し上げます」と謝罪しました。
県によりますと、先天性疾患により入院していた生後6か月の女の子は今年9月、肺炎の治療のために医師が抗菌薬を処方しましたが、投与から約1時間後に心拍数が低下し、その後死亡したということです。 病院が死亡した原因を究明したところ、抗菌薬が通常の5倍の濃度で過剰に投与されていたことが判明。医師が看護師に誤った希釈方法を伝え、通常であれば2時間で投与するべきところ、薬剤の添付文書を十分に確認せず、1時間で投与したということです。
14日の時点で過剰投与と死亡の因果関係は明らかになっていないとしていますが、病院は外部委員を含んだ医療事故調査委員会を設置し、診察の過程や死亡との因果関係などについて調査した上で、再発防止策を講じるとしています。