「 体を洗わないで…?」風呂に飛び込む外国人。2万円越えのビジネスホテルでゆっくりできない地獄…出張民を悩ませるビジホの令和リアル
インバウンドの増加が顕著だ。新宿や渋谷など東京の繁華街を訪れると「ここは海外?」と錯覚することすらある。危機管理コンサルタントの平塚俊樹氏はこう話す。 「日本政府観光局の調べによると9月の訪日外客数は2,872,200人で前年同月比では 31.5%増。8か月連続で同月過去最高を記録したとのことです。また9月までの累計が 26,880,200人で前年の年間累計を上回りました。コロナが明けて一気に増加した印象です」。 これにより、東京都内のホテルの宿泊料が爆上がりしている。 「東京都内や横浜市のビジネスホテルなどでつくる東京ホテル会の調べによるとビジネスホテルは平均客室単価がコロナ前と比べて1.5倍になっているそう。これは出張の多いビジネスマンにはかなりの痛手です。規定の宿泊費で泊まれるホテルが見つからず、都心から遠く離れたホテルを選んだり、日帰りを指令されることも。宿泊費やその支給方法を見直す企業も増えているそうですが、中小企業には厳しいでしょうね」。 今回は出張の多い地方サラリーマンのホテル探しの苦悩。さらにそこで起きたあるトラブルについて話を聞いていきたい。 -------------------------------------------------------------------------------------
近藤誠一さん(仮名・45歳)は、店舗開発の営業職として働いている。住まいは仙台だが全国各地にクライアントがいるため、とにかく出張が多い。この1年でビジネスホテルの価格高騰はもちろん、予約がとにかく取りづらくなっていると嘆く。 「この間なんて大阪の超有名なビジネスホテルでなんと1泊3万越え。シングルですよ?信じられませんよ。本当に」。 出張時の規定宿泊費内に抑えようとすると郊外を選ばざるを得ないという。 「特に東京、大阪はひどいですね。この間なんて東京でクライアント先まで2時間もかかる辺鄙な駅のビジホに止まる羽目になって最悪でした。郊外のビジホはやっぱり手入れなども行き届いていなくて古い、汚い、暗いがほとんど。これなら無理して帰ればよかったと思った程でした」。 奇跡的に都心近くのビジホに泊まっても今までのようにはいかないと話す。 「金額はひどい場所だと2倍くらい。さらに厄介なのは宿泊客の多くがインバウンドってこと。大浴場やサウナのあるカプセルホテルなんかも外国人で溢れています。どんちゃん騒ぎをしていたり、共用部の使い方が汚かったり…高い金額を払ってこれじゃ散々な気持ちになります」。 誠一さんは昔を懐かしんでいた。
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