日大タックル問題、第三者委が中間報告(全文2)監督公募にも不透明感
一部のOBの不当な介入とは?
日本テレビ:よろしくお願いします。日本テレビ報道局の【キクチ 00:20:08】といいます。先ほど勝丸先生からお話があった一部のOBの不当な介入があった、今後のガバナンスを考える上で無視できないというふうにおっしゃられていましたけれども、この事案について現状明かせる部分、具体的にいつどのように、どこで、どのようにそういう不当な介入があったのか教えてください。 勝丸:お答えいたします。中間報告書の20ページをご覧くださいませ。そこのところ一応、読ませていただきます。なお本件発生後、日大関係者が学生等に不当な圧力を掛けたり、口封じを行った事実が判明している。本年5月14日、井上氏は内田氏の指示で本件に関係する選手らを日大の三軒茶屋キャンパスに呼び出し、同所において別の日大関係者が本件タックルが故意に行われたものだと言えばバッシングを受けることになるよ、などと申し向け、暗に内田氏らの関与がなかったかのように説明することを求め、口封じを図った。 また、同月16日、日大アメフト部部員数名が市ヶ谷の日大本部で本件に関する事情聴取を受ける直前に、日大職員が同部員数名に対して、内田氏の指示については話さないよう求めた。このように一部の関係者が不当な圧力によって事件のもみ消しを図ろうとしたことが明らかになっている。概要としては以上の事実でございます。 日本テレビ:すみません、2つ目の質問なんですけれども、この一部の不当な介入をしたOBについて第三者委員会としては具体的にどのように排除するのか処分をするのか教えてください。 勝丸:冒頭の骨子のところでも申しましたように、今後日大アメフト部が再生を図っていくためにはこのような不当な圧力を掛けたものが完全に排除された状態で再生が図られていくことが必要であろうと考えております。必要な情報は今後の調査の過程で大学当局に提起をし、あるいは大学当局も独自の情報をお持ちでしょうからそれと合わせて大学当局に適切な処置をお願いしていくつもりであります。 日本テレビ:その不当な介入をしたOBというのは、再建に関わらないというふうに認識してよろしいですか。 勝丸:すみません、ちょっとよく聞き取れなかったです。 日本テレビ:不当な介入をしたOBは、フェニックスの再建にはいっさい関わらないという認識をお持ちだというふうにこちら考えてよろしいですか。 勝丸:再建にかかわるべきではない? ちょっとすみません、私のほうで正確に聞き取れなくて申し訳ないんですが、そういう人は再建に関わるべきではないと、そういうご質問ですか。当然であります。一切関わってはいけないと思っておりますし、また影響力のある地位にいるべきではないと、そう思っております。 磯貝:それではほかにありますでしょうか。