フェルスタッペン2位「今日のノリスは飛ぶように速かった」グリップに苦しみマシンにダメージも:レッドブル/F1第6戦
2024年F1マイアミGP決勝で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは2位、セルジオ・ペレスは4位だった。フェルスタッペンはポールポジションからファーストスティントは首位を守るが、レース中盤のセーフティカー出動のタイミングが不利に働き、ランド・ノリス(マクラーレン)の後ろ2番手でリスタートを迎えることになった。最後のスティントでは、ノリスについていくことができず、7.612秒差の2位となった。 【関連写真】2024年F1第6戦F1マイアミGP表彰式 優勝したランド・ノリス(マクラーレン)を祝福するマックス・フェルスタッペン(レッドブル)とシャルル・ルクレール(フェラーリ) フェルスタッペンはフロントのグリップに苦しみ、21周目には縁石を横切る際にボラードにヒットするというアクシデントもあった。チームによると、この際にフロアにダメージを負ったということだ。 ペレスはスタート直後にコースオフ、4番グリッドから5番手に落ち、2回ストップで走行。前のカルロス・サインツ(フェラーリ)には届かなかったが、後ろのルイス・ハミルトン(メルセデス)は抑えきり、5位でフィニッシュした。レース後、サインツにペナルティが出たことで、ペレスは4位に繰り上げられた。 ■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング) 決勝=2位(57周/57周) 1番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード 結局のところ、今日の僕たちには十分な速さがなかった。セーフティカーのタイミングが助けにならなかったことは確かだけれど、それでも勝つチャンスはたっぷりあった。でもペースが足りなかったんだ。 (最初の)ミディアムタイヤの時点で感触が良くなかった。後方を引き離すことはできたが、いつもほど大きなギャップは築けなかった。 ピットストップをした時、マクラーレンのラップタイムを聞いて「それはすごく速いな」と思った。ハードタイヤに履き替えると、彼らのペースはさらに好調になった。特にランド(・ノリス/マクラーレン)は飛ぶように走っていたよね。 マシンをガレージに戻してみると、フロアにダメージがあり、穴が開いているのが分かった。コーンにヒットした時に傷ついたのかもしれない。 今回は週末を通してタイヤとマシンバランスに苦労していて、あまり快適に走れずにいた。高速ではアンダーステアになり、タイヤのグリップにもかなり苦しめられた。 僕たちにとってベストな週末ではなかった。レースで優勝するには、すべてをうまくやる必要がある。それは人々が考えているほどやさしいことではないんだ。 それでもランドが勝ったことはうれしい。初優勝は感動する瞬間だ。彼は素晴らしいレースをした。(初優勝まで)長い時間がかかったけれど、今日の彼は勝利に値する仕事をした。 ■セルジオ・ペレス(オラクル・レッドブル・レーシング) 決勝=4位(57周/57周) 4番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード→ミディアム 全体的にかなりトリッキーなレースだった。スタートでインシデントがあった。インサイドに行ったところ、マックスとあやうく接触しそうになったんだ。 予想外にグリップが全くなくて、結局(オスカー・)ピアストリに抜かれ、ファーストスティントで履いていたタイヤにダメージを負った。 すべてが少し熱くなりすぎて、ペースが足りずにオーバーテイクするのに苦労した。両方のミディアムタイヤのセットで苦しんだ。終盤は少し良くなったが、それまでリズムに乗ることができなかった。 マクラーレンが今週末強力だということは分かっていた。今日はトップでマクラーレンと競えるだけのペースが僕たちにはなかったと思う。 昨夜マシンにいくつか変更を加えた。今思えば、それは正しい方向ではなかったので、今週末、デブリーフィングをして、イモラには強くなって戻ってきたい。 [オートスポーツweb 2024年05月06日]