第1子保育料無償化「2025年9月開始目指す」小池都知事表明
東京都の小池百合子知事は2024年12月10日の都議会本会議で、第1子の保育料無償化について「2025年の9月開始を目指す」と表明した。
2024年第4回東京都議会定例会の本会議において、日本共産党の原のり子議員が代表質問を行い、小池知事に答弁を求めた。小池知事は「少子化対策は一刻の猶予もない」としたうえで、保育料の第1子無償化の時期について「2025年の9月開始」を表明。すでに完全無償化を実現している0~2歳の第2子と同様の内容を念頭に検討を進めると答弁した。
幼児教育・保育の無償化は国の制度として2019年10月からスタート。この制度では幼稚園、保育所、認定こども園などを利用する3歳から5歳までの子供と、住民税非課税世帯の0歳から2歳までの子供は無償としている。
東京都は国の制度に上乗せする形で、2023年10月より0歳から2歳まで第2子以降を無償化。小池知事は7月の都知事選挙で保育料の第1子無償化を公約に掲げ当選。今回、2025年9月より第1子に対象を拡大する意向を明らかにした。
リセマム 川端珠紀