横浜DeNA筒香のスコアボード破壊弾にラミちゃん「アンビリーバボ!」
横浜DeNAの主砲でWBCの4番候補でもある筒香嘉智(26)が3日、沖縄・宜野湾でのキャンプ3日目で、球場のスコアボードを破壊する特大弾を放ち、ラミレス監督を「アンビリーバボ!」と感嘆させた。昨季、2冠王を獲得した筒香は、さらなる進化へ順調なスタートを切っている。 その打球は、一向に失速しなかった。宜野湾市立野球場の122メートル表示のある中堅を遥かに超え、バックスクリーン右に設置されてあるスコアボードの右下付近に打球が直撃。写真のように第二試合と書かれた「二」の字の上あたりを破壊して穴を開けてしまった。 フリーバッティングで右投手に対しては、丁寧に逆方向に打球を打っていた筒香が、左投手に対しては、フルスイングを解禁。4連発を含む、10本のアーチが面白いように柵を超え、計46スイングのバッティングを終えると、1200人にファンが詰め掛けていたスタンドからは、大きな拍手が沸き起こった。 「私へのスタンディングオベーションかと思ったよ(笑)。アンビリーバボ! 右投手なら逆方向、左投手なら引っ張ると、練習でいいアプローチをしているのが印象的だった」 ラミレス監督まで驚嘆させた。 スコアボードの破壊を「風が強かったからでしょう。そこを求めてはやっていない」と、さらっと流した筒香だったが、スタンディングオベーションについて聞かれると「すごくうれしいし、ありがたい。魅せるより今やるべきことをしっかりやるだけ」と、表情を崩した。 「体が動いているとか動いていないとかではなく、今は体の中をまとめていくことをしっかりとやっている。暖かくても寒くても、どんな状況でも体は動いていなければだめ。右投手、左投手の打ち分けは、ずっとやっていること。右投手のアウトコースをきっちりと反対方向へ打つことは大事、ただ強く打つだけなら簡単なこと。去年よりも、体の使い方はまとまってうまくできてはいる」 筒香は、独特の感性で現状を説明した。