沖縄国際大学米軍ヘリ墜落から9年 続く沖縄での墜落事故
沖縄国際大学への米軍ヘリ墜落事故から13日で9年。今年8月5日には、沖縄のキャンプハンセンで米軍ヘリの墜落事故が起きたばかりです。沖縄県が国に「再発防止と安全管理の徹底」を要請する一方、事故で一時中止されていたオスプレイの追加配備は再開されました。沖縄では米軍の墜落事故がどれくらい起きていて、どんな事故が起きているのでしょうか。 沖縄での米軍航空機(ヘリ含む)の墜落事故は、1972年の本土復帰以降、計45件起きています(2013年8月12日現在)。2009年以降は0件が続いていましたが、今年に入って、5月のF15戦闘機と8月の米軍ヘリの2件の墜落事故が起きています。 最近発生した主な墜落事故は次のとおりです。 ・1998年7月23日、キャンプ・ハンセン内でUH1Nヘリコプターが墜落 ・1999年4月19日、北部訓練場沖でCH53Eヘリコプターが墜落 ・2004年8月13日、沖縄国際大学構内にCH53Dヘリコプターが墜落 ・2006年1月17日、ホテル・ホテル訓練区域でF15戦闘機が墜落 ・2008年10月24日、名護市の畑地にセスナ機が墜落 ・2013年5月28日、沖縄本島沖にF15戦闘機が墜落 ・2013年8月5日、キャンプ・ハンセン内でHH60ヘリコプターが墜落 沖縄国際大学への米軍ヘリ墜落事故は、2004年8月13日の午後2時15分ごろ、米海兵隊所属のCH53Dヘリコプターが、宜野湾市の沖縄国際大学の構内に墜落した事故です。大学の本館に接触して墜落炎上し、近隣住宅にも部品が落下。奇跡的に民間人への被害はなかったものの、一歩間違えれば大惨事を招く状況でした。事故が起きた沖縄国際大学は普天間飛行場と隣接しており、市街地にある普天間飛行場の危険性が再認識させられた事故でした。