「僕自身、バイトすら受かったことがなかった」自己肯定感が低い人こそ、“星が示す自分の才能”に従ってみて。そこから人生は大きく転換していく【占星術士yujiインタビュー】
「星のせい」と思えることが自分をラクにもする
――星読みが、人間関係を構築するうえでのヒントにもなるんですね。 あらゆる場面でヒントになりますよ。所有や財産をあらわす「2ハウス」に、僕は天王星と海王星を持っています。前者は、普通とは異なるお金の稼ぎ方をすること、後者はサービスを魅力的に提供することが得意で複数の収入減をもつことを示しています。鑑定だけでなく、本を執筆し、商品を販売することもある僕の現状は、まさにその流れに添っているわけですが、これって、収入が安定しないということでもあるんです。それがわかっていれば、たとえば今月は稼げたけど、来月は全然収入がない、みたいな乱高下が続いたとしても、不安になりすぎずに済むでしょう。自分は、そういう生き方をする星回りなんだから、しょうがないと。 ――自分のせいじゃない、と思えるのってものすごくいいですね。 でしょう。もちろん僕だって、葛藤を抱えた時期はありました。でも星読みと共に自分の性質、そして才能を受けいれると、自分とはどういう人間なのかがわかってくる。そうするとね、他者と比較することに意味がないってことも、わかってくるんですよ。おしゃべりでうるさい奴だと言われることがあったとしても、それはそういう性質をもって生まれたんだから、むりやり物静かな人間になろうとしたって、どうにもならない。もちろん状況に応じて静かにしていなければならない場面はあるだろうけれど、それによって「だから自分はだめなんだ」なんて思う必要はないんです。自分のナチュラルステートはこうなんだ、変えようがないのであればどうすれば心地よく生きていけるかを考えよう、と発想を転換されればいい。誰もが自愛して生きるためにも、占星術というのはとても役立つツールだと思います。 取材・文/立花もも 撮影/大坪尚人(講談社写真映像部)
yuji