久遠チョコレートの奇跡~20年の格闘の物語
~村上龍の編集後記~ 働くスタッフの約6割が障がい者。障がい者は「B型事業所」と呼ばれる福祉作業所で働くことが多い。平均工賃は月額1万6千円程度。憤りを感じた夏目さんは「月額1万円」の壁を打破すべく、知的障がいのあるスタッフを3人雇い、ベーカリーを開業。借金を重ねつつ、最低賃金を保障して雇用を守った。「ただし製品化を高めると、ついてこられない人がでる」30代でショコラティエに転身。チョコは当たった。重要なのは、夏目さんが感じた『憤り』だ。いちばん底に怒りがある。底にある怒りは、あらゆる誘惑と欺瞞から本人を守る。 <出演者略歴> 夏目浩次(なつめ・ひろつぐ)1977年、愛知県生まれ。2003年、花園パン工房ラ・バルカ開設。2014年、久遠チョコレート事業開始。 ※「カンブリア宮殿」より
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