千葉駅から我孫子駅構内の「唐揚そば」を食べに行きたい! 改札を出ないなら“初乗り切符”150円で食べに行ける? 往復「1480円」払う必要があるの? 大回り乗車の特例もあわせて解説
JR東日本 きっぷあれこれ 具体的には、まず千葉駅から西船橋駅、新松戸駅の順に乗り換え我孫子駅構内のそば屋で食事をします。帰りは我孫子駅から成田駅へ行き、佐倉駅を通って東千葉駅(図表1の佐倉駅と千葉駅の間にある駅)で下車すれば、重複することなく目的を果たせるのです。 ちなみに東千葉駅と千葉駅は約850メートルしか離れていません。 初乗りきっぷは一定以上の時間が経過すると、自動改札が閉まってしまうことがあるため、その場合は係員のいる出口を使います。長い時間構内に滞在していた理由を尋ねられることがあるため、通ってきたルートの説明ができるように準備しておくと良いでしょう。
電車の運賃は正しく払うことが大切! 特例を上手に使おう!
電車の運賃は、改札を出入りした駅の間のみ支払えばいいと思われがちです。しかし本来のルールは、改札を出なくても実際に乗った区間の運賃が必要で、これに従わなかった場合は、不正乗車となり3倍の料金支払いが求められる可能性があります。 不正乗車を指摘され、後悔することのないように、運賃は正しく支払いましょう。 しかし、大都市近郊区間内のみをご利用になる場合の特例、つまり重複せずに一筆書きで乗車する場合は、初乗り運賃でも遠くの駅に行くことが認められているのです。 途中下車ができないことや、大回りすると時間がかかることに注意は必要ですが、上手に使えば、初乗り運賃で遠く離れた駅ナカグルメを楽しめるかも知れません。 出典 JR東日本 旅客営業規則 JR東日本 きっぷあれこれ 大都市近郊区間内のみをご利用になる場合の特例 執筆者:浜崎遥翔 2級ファイナンシャル・プランニング技能士
ファイナンシャルフィールド編集部