出遅れた「宿敵」一気にたたけ サッカー森保ジャパン、15日にW杯アジア最終予選豪州戦
米国、カナダ、メキシコで共催されるサッカーの2026年ワールドカップ（W杯）へ向けたアジア最終予選で、日本代表は15日午後7時35分からオーストラリア代表とのC組第4戦に臨む。 【写真】サウジアラビア戦の後半、チーム2点目のゴールを決め、大喜びの小川。鬼門突破で3連勝とした W杯出場権を争う上でサウジアラビアと並ぶライバルとなりそうなオーストラリア戦は、是が非でも勝利がほしい。オーストラリアはスタートでつまずきこそしたが、カタールW杯で16強に駒を進めた地力は侮れず、息を吹き返させたくはない。 オーストラリアはW杯アジア最終予選の開幕戦でバーレーンに敗れ、続くインドネシアとは引き分けた。格下相手に取りこぼした責任を取ってアーノルド前監督が辞任。後任にJ1広島でプレー経験のあるポポビッチ新監督を迎えて臨んだ10日の中国戦で初白星を挙げている。 カタールW杯アジア最終予選で1勝2敗と追い込まれた日本は、続くオーストラリア戦の勝利を機に上昇気流に乗った。逆にオーストラリアが15日の日本戦を「転機」と考えるのは当然で、谷口（シントトロイデン）は「監督も変わって9月のオーストラリアとは違う」と警戒する。 日本は勝って4連勝とすれば、W杯出場権を獲得するグループ2位以内に大きく近づく。三笘（ブライトン）は「まだ3試合勝っただけ。勝ち続けることで（W杯が）みえてくる」と必勝を誓った。（奥山次郎）
