今や〝超悪役〟のソトは「貪欲さの象徴」 汚名返上には成績と態度や行動が必要と米サイト指摘
ヤンキースからFAとなったフアン・ソト外野手(26)は15年総額7億6500万ドル(約1147億5000万円)でメッツに移籍した。契約金額はプロスポーツ史上最高で、昨オフに大谷翔平投手(30)がドジャースと結んだ10年総額7億ドル(約1015億円=当時)を塗り替えた。 ともにニューヨークに本拠を置く球団間の移籍で多くのヤンキースファンから怒りを買ったが、米サイト「ブリーディングヤンキーブルー」は25日(日本時間26日)に「フアン・ソトはなぜ自分が新たな悪役になったのか理解できないだろう」と伝えた。現状について「今や最も野球界で嫌われている選手との不名誉な称号をこうむっている。なぜか? 彼の記録破りの契約はファンにとって『強欲』のひと言に尽きるからだ」と断じた。 今季のソトはジャッジとともに強力打線をけん引し、41本塁打、109打点。26歳という若さに加え、大争奪戦が繰り広げられたことによって途方もない金額まではね上がった。同サイトは「なぜ貪欲さが神経を逆なでにするのだろうか? ソトの契約に対する怒りは、スポーツ界の富に関するより大きな話題の一部である」「ソトは今や野球界の過剰な貪欲さを象徴する存在となっている。チケット代が高騰し、一般庶民が生活費を稼ぐことに苦労する一方で、1人の選手が何億(ドル)もの収入を得るという考えにファンは納得できずにいる」と解説した。 ただ、ソト本人に〝罪〟はないといい「ソトの状況は重要な問題を提起している。野球界のオーナーがこうした天文学的な金額を喜んで支払うのであり、ソトのような選手は単に市場が提示する金額を受け取っているだけだ」とした。 ならば、どうすればファンにも受け入れてもらえるのか。同サイトは「以前のA・ロッドのように、彼は成績だけでなくフィールド内外での態度や行動で、お金を払う価値があることを証明しなければならない」と記した。ソトは来季、どんな活躍を見せるのか。
東スポWEB