ミランの10番背負うR・レオンはまだワールドクラスではない? まだ未熟な部分もあるとの意見も「ドリブルが上手いだけでは……」
クラブOBのクレスポが課題を指摘
現在ミランの10番を背負うFWラファエル・レオンが特別な才能を持っているのは間違いない。188cmのサイズに加え、足下の技術もトップレベルだ。左サイドからのドリブルは緩急自在で、前を向かせるとかなり厄介なアタッカーと言える。 しかし、ワールドクラスのアタッカーとなるまでは後一歩必要といったところだろうか。ポルトガル代表では今夏のEURO2024で2枚もシミュレーションからイエローカードをもらったり、時折プレイが雑になるなど、課題もある。 今季はリーグ戦7試合で1ゴール4アシストの成績を残しているが、前節ウディネーゼ戦はベンチのまま出番がなく、22日に行われたチャンピオンズリーグのクラブ・ブルージュ戦では60分と早い時間に交代となるなど、新指揮官パウロ・フォンセカの下で絶対的戦力となれているかは微妙なところ。 今季はスイス代表FWノア・オカフォーも左サイドで印象的なプレイを見せており、レオンがミランの10番として確固たる地位を築くにはもう1ランク上のプレイが求められる。 伊『Gazzetta dello Sport』によると、ミランOBのエルナン・クレスポはメンタル面に課題があると指摘する。 「あくまで私は外野から見ているだけだが、レオンはやや混乱しているようにも見える。技術的ではなく、メンタル的にね。彼には才能がある。テクニック、フィジカルの両方で素晴らしい才能があるが、トップに必要な成熟度には達していない。まだ道半ばだ。ドリブルが上手いだけではチャンピオンを名乗るのは不十分だ」 ドリブルのキレ味は誰もが認めるところだが、クラブでもポルトガル代表でも真のエースとなるには得点力アップなど他の要素も求められる。
構成/ザ・ワールド編集部