IT業界とは?企業分類、職種、将来性まで解説|志望動機の書き方も紹介【例文あり】
IT業界に向いている人とは?
IT業界に向いている人の明確な特徴として、「継続的に学習ができる」という点が挙げられます。技術革新のスピードが速い業界のため、トレンドを追いかけ続け、学び続けていける力は非常に重要です。 また、「面倒なことが苦手」「無駄を省いて効率化していく方法を考えることが好き」という人にも向いています。ITは業務の無駄な部分を省き、より効率化していくものであるため、「より楽にするためにどうすればいいのか」を自ら考えることができる人が活躍する傾向があります。 さらに、チームワークを大事にできる人、コミュニケーション能力がある人にも向いています。IT系の仕事に対し、「一人で黙々と作業するもの」と考える学生もいますが、一つの案件にチームで取り組むことがほとんどなので、チームワークを大事にする協調性や自らコミュニケーションしていく姿勢があることも大事な素養と言えます。 また、顧客企業の要望を引き出したり、顧客先に常駐したりする職種の場合には、相手の考えに寄り添うコミュニケーション能力が求められるでしょう。
IT業界の現状と将来性、最近の動向
IT業界を志望するに当たって、「将来性が気になる」と考えている人は少なくないでしょう。IT業界の現状や将来性などについて解説していきます。 ■IT業界の現状と将来性 ITは生活や企業活動において必要不可欠なものとなっています。近年は、国を挙げてDX(※)を推進する取り組みが行われてきましたが、新型コロナウイルス感染症の流行によって、社会全体のDX化が大きく進み、IT技術の活用範囲はさらに広がっています。 ※デジタルトランスフォーメーション(Digital Transformation)の略語。デジタル技術を活用した変革のこと。企業が業務プロセスや、製品・サービス、ビジネスモデルを変革すること。 多くの企業でITサービスが活用され、従来の業務の革新や効率化を図るためのIT投資が積極的に行われています。 また、少子高齢化が進む社会の中、働き手の不足をIT技術によって補うことも必要となっており、さまざまな背景からIT人材はより求められるようになっています。 総務省が発表した「2022年版情報通信白書」によれば、DXの課題として日本企業の過半数が「人材不足」を挙げており、今後もIT技術において専門性を持つ人材は求められ続け、その市場価値はより高まっていくことが予想されます。