19歳のシャン・ジュンチャンがATPツアーのグラスコート大会で準々決勝に進出した2人目の中国人選手に [ATPイーストボーン/テニス]
19歳のシャン・ジュンチャンがATPツアーのグラスコート大会で準々決勝に進出した2人目の中国人選手に [ATPイーストボーン/テニス]
ATPツアー公式戦「ロスシー国際」(ATP250/イギリス・イーストボーン/6月24~29日/賞金総額81万2235ユーロ/グラスコート)の男子シングルス2回戦で予選勝者のシャン・ジュンチャン(中国)がエミル・ルースブオリ(フィンランド)に4-6 6-3 6-4で逆転勝利をおさめ、ツアーレベルのグラスコート大会で8強入りした2人目の中国人男子選手となった。 ~ロスシー国際で8強入りを決めた19歳のシャン・ジュンチャン選手~ オープニングゲームでサービスダウンを喫して第1セットを落としたシャンは2-1から初めて相手のサービスゲームを破って第2セットを取り返し、第3セット第3ゲームでブレークしたリードを最後までリードを守りきって2時間6分で競り勝った。 「自分自身はあまりプレーを変えていないと思う。エミルはとても完成度の高い選手で、どんなプレーも安定している。相手が自分よりいいプレーをすれば仕方ないから僕はとにかく自分のテニスを続けるだけだと考えていた。結果的にはそれがうまくいったと思う」とシャンは試合後のオンコートインタビューで語った。 「一歩一歩進んでいくよ。試合が続くから、まずはしっかり回復することだ」 19歳のシャンは次のラウンドで、チアゴ・ザイブチ ビルチ(ブラジル)を7-6(4) 6-3で破って勝ち上がった第1シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)と対戦する。上位4シードは1回戦がBYEで免除されており、フリッツはこの試合が初戦だった。 そのほかの試合ではフラビオ・コボッリ(イタリア)、ミオミル・キツマノビッチ(セルビア)、ラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)のアレクサンダー・ブキッチ(オーストラリア)、予選勝者のマックス・パーセル(オーストラリア)と西岡良仁(ミキハウス) 、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したビリー・ハリス(イギリス)が勝ち上がり、ベスト8が出揃った。 第3シードのアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)がブキッチに4-6 4-6で、第4シードのセバスチャン・バエス(アルゼンチン)はキツマノビッチに3-6 2-6で敗れ、それぞれ初戦でシードダウンを喫した。 準々決勝ではコボッリがハリスと、キツマノビッチがパーセルと、ブキッチは西岡と顔を合わせる。
テニスマガジン編集部