バスケットボール・伊藤奈月さん|アスリートだったからこそ、ネクストキャリアも充実の日々<前編>
バスケットへの感謝を携え、新たな道へ
当時は1部と2部を往復するチームだった日立ハイテクで、伊藤さんは2部時代に個人タイトルも獲る活躍を見せた。当時のヘッドコーチのバスケットが面白かったという理由で、3年の予定だったWリーグ生活は1年延長されたが、次のステップに進むという意志は変わらなかった。 ――Wリーグに進んだのは、やはりどれだけ通用するかというチャレンジだったんですか? 伊藤 これだけ人生を賭けてやってきたスポーツなので、トップリーグでやりたいというのはありましたし、どこまでできるか試してみたいと思いました。この4年間も学ぶことはすごく多かったですし、何よりも、環境の良さはすごく感じました。今所属している株式会社ドームのお客さんでもあるんですけど、恩返ししたい気持ちは強いです。バスケットをしていなければ今この会社にもいないですし、本当に感謝ですね。 【伊藤奈月プロフィール】 株式会社ドーム チームセールス部 小学校4年生でバスケットボールを始め、強豪・東京成徳大中、昭和学院高へ進学。筑波大学では関東女子学生リーグ制覇に貢献。卒業後に所属したWリーグ・日立ハイテククーガーズでは4年間プレーし、2013年に現役を引退した。現在は引退後すぐに入社した株式会社ドームにて、会社がネーミングライツを獲得したプロジェクトである、アンダーアーマー菅平サニアパーク・アリーナの事業に携わっている。
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