【全中駅伝男子展望】京山 史上4校目の連覇なるか 坂や鶴ヶ島藤なども有力
第32回全国中学校駅伝が、12月15日に滋賀県の野洲市と湖南市にまたがる希望が丘文化公園で開催される。 女子展望/京山、神村学園、大沢野が三つ巴の様相 細江や京都光華も上位うかがう 男子6区間18km、女子5区間12kmのコースに、各都道府県代表に開催地枠を加えた男女それぞれ48チームが出場し、中学駅伝日本一の座を懸けて争う。ここでは男子の見どころを紹介。優勝争いを展開しそうな注目チーム&ランナーをピックアップする。
前回Vの京山の連覇なるか ライバルも多士済々
ただ、前回の優勝争いが1秒差の接戦だったように、京山と競り合いを演じそうなチームも多く、9年ぶり出場の坂(広島)、初出場の鶴ヶ島藤(埼玉)、前回9位の松橋(熊本)もV候補に挙がる。 坂は中冨将弥(3年)、水戸拓真(2年)、沖野佑太(3年)と3000mで8分台の選手が3人。高い総合力で優勝を狙う。鶴ヶ島藤は全中3000m5位の植松遼と同800m7位の古西祐翔(ともに3年)の二本柱は強力だ。九州大会を制した松橋は6区4位の富永永輝愛(3年)ら前回経験者が3人残る。 全国最多の24回の入賞回数を誇る千葉からは我孫子が5年ぶりに出場。激戦区を勝ち抜いた強さを発揮できれば、上位に食い込んでくるだろう。前回7位の高田(大分)は西田修造、渕野瑛斗(ともに3年)の前回経験者を中心に総合力の高さで勝負する。猪苗代(福島)も1500mで出場選手中トップとなる4分00秒54のタイムを持つ星柊斗と3000mで8分台の渡部湧斗(ともに3年)など力のある選手がそろう。 昨年2位の国府(山口)は前回1区6位と好走した栗本陽向(3年)が健在。金沢学院(石川)は3年連続入賞中だった中能登などに勝利して初出場を果たした。細江(静岡)は全中3000m7位の柘植源太、3000m8分40秒台の藤田晴亮(ともに3年)の二本柱が強力。大淀(宮崎)や中京(福岡)といった九州勢も力がある。 全中3000m8位の筒井陽(3年)を擁するISジュニア(長野)やMUTSUKATSU陸上クラブ(青森)やKJAC(岐阜)といったクラブチーム勢も上位進出をうかがう。過去に2度の優勝がある桂(京都)は豊富な経験値が生かされそうだ。 レースは15日の午後12時15分にスタート。試合の模様はBS日テレで生中継される。
月陸編集部