70歳おめでとう! 永遠のアイコンアメリカンスポーツカー「シボレー コルベット」ケンタッキーにある博物館を訪問
ケンタッキー州にある“ヴェット”の生産拠点にある国立コルベット ミュージアムでは、70年にわたるコルベットーの歴史に敬意を表し、全シリーズの素晴らしいモデルを展示している。
ケンタッキー州ボウリング グリーン(Bowling Green)にある「国立コルベット博物館」ほど、興奮とドラマをひとつ屋根の下で味わえる自動車関連の建物は他にないだろう。コルベット工場のすぐ隣、ハイウェイ446の反対側には、1990年代初頭に設計された未来的な建物が訪れる人を歓迎している。
特に目を引くのは、赤いスパイクのついた黄色いスカイドームだ。「スティングレイ」という言葉が何かを伝え、教えてくれる・・・。この博物館自体は、ほとんどすべてが民間の主導で建設され、寄付金と地元の銀行からの2件の融資によって賄われた。ゼネラルモーターズ自身は資金を提供しなかった。
しかし、999,999台目の「コルベット」を博物館のためにオークションに出品し、100万台目の「コルベット」を展示することを約束した。そこには「コルベット」を取り巻くファンカルトを維持・強化するという共通の目標があったからだ。 エキサイティングなのはコルベットの顧客は、工場見学とお決まりの歴史ツアーを兼ねて、ミュージアムで購入した「コルベットC8スティングレイ」を博物館で直接受け取ることができることだ。続いて「スティングレイ グリル」でハンバーガーを食べれば、みんなハッピーだ。
ミュージアム自体は、最初は年代順に見学者を案内するが、その後、いくつかの特別展示へと進む。すべてはハーレー アールと最初の「コルベット」のアイデアから始まる。これは第二次世界大戦の終結とその直後の数年間と密接に結びついている。というのも、戦後の数年間、ヨーロッパから帰還した米軍兵士たちは、現地で人気を博していた小型の英国製ロードスターに惚れ込み、自宅に持ち帰ったからだ。
初期のコルベットは、社内では”プロジェクト オペル”と呼ばれていた
ジャガーとMGに対抗するため、GMは1950年代初頭に独自の解釈による小型軽量スポーツカー、”プロジェクト オペル”を開発した。ゼネラルモーターズはすでに1929年にオペルブランドを買収しており、アメリカ国内ではその名前の意味を知る者はほとんどいなかったため、「コルベット」を極秘裏に開発&設計するには最適なプロジェクト名だった。 1952年、プロジェクト名も社内でオペルから「コルベット」に変更された。ちなみに、その間に「クーガー」という名前も短期間検討され、脇腹に「クーガー」の文字が入ったプロトタイプの写真もいくつか残っている。