松坂桃李が日曜劇場『御上先生』で主演 私立高校に出向した東大卒の元エリート官僚役
完全オリジナルストーリー、プロデューサーは『VIVANT』の飯田和孝氏
TBSでは2025年1月期の日曜劇場枠(日曜午後9時)で『御上先生』(みかみせんせい)を放送することが決定した。8日に放送された日曜劇場『海に眠るダイヤモンド』内で本作のティザー映像が公開され、初めて情報が解禁された。『御上先生』の主演は俳優の松坂桃李が務める。 【写真】右手首に夫・松坂桃李から送られた私物のカルティエを着ける戸田恵梨香 同作は、完全オリジナルストーリー。未来を夢見る子どもたちが、汚い大人たちの権力によって犠牲になっている現実と、そんな現実に一人の官僚教師と令和の高校生たちが共に立ち向かっていく、“教育のあるべき真の姿”を描く大逆転教育再生ストーリー。これまでとは一線を画した新たな学園ドラマとなっている。 松坂が演じるのは、東大卒のエリート文科省官僚の御上孝(みかみ・たかし)。とある出来事を機に「日本の教育を変えてやろう」と文科省官僚になった御上だが、現実はほど遠いものだと気づく。「考える」力を身につけるための教育改革も名ばかりで、日本の中枢は改革どころか、自分たちの保身ばかりを考えている。さらには子どもたちが未来を夢見る教育現場までも、大人の権力争いの道具に成り下がっていることに気づいていく。 そんな中、新たに設けられた官僚派遣制度によって御上に私立高校への出向が命じられる。これはエリート官僚にくだされた実質の左遷人事だった。しかし御上は、「制度を作っている側にいても変えられない、ならば現場から声をあげ、制度の内部からぶっ壊せばいい」と自ら教壇に立ち、令和の時代を生きる18歳の高校生を導きながら、権力に立ち向かっていく。 過去の出演作で官僚、教師とそれぞれを演じた経験を持つ松坂。今作では、「制度を作る側である官僚」と、「制度に苦しめられる側である教師」の両方を兼ねる“官僚教師”という役柄に挑む。令和の18歳をどのような方法で導くのかも注目だ。 脚本を出がけるのは、第28回読売演劇大賞優秀演出家賞を受賞するなど演劇界に主軸を置く詩森ろば。詩森は、松坂が主演し第43回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞した映画『新聞記者』で、同じく第43回日本アカデミー賞優秀脚本賞を受賞している。今作で初めてゴールデン帯連続ドラマの脚本を担当する。 また『アンチヒーロー』(24年)、『VIVANT』(23年)、『マイファミリー』(22年)、『ドラゴン桜』(21年)など、近年話題となった日曜劇場作品を担当してきた飯田和孝氏がプロデューサーを務める。14日には生徒役キャストを一挙解禁予定。
ENCOUNT編集部