なぜ獲った…。マンU、冬の大失敗補強(5)ファーガソン監督最後の補強!16億円超で獲得も…出場は4試合のみ
2024年1月のマーケットが動いている。各クラブがシーズン前半戦に起きた問題を解決するために新しい力を探す時期だ。好機とみれば、ビッグネーム獲得に動く場合もある。今回はイングランドの名門マンチェスター・ユナイテッドが冬に獲得した選手のうち、うまくいかなかった補強を厳選して紹介する。(在籍期間や成績は『transfermarkt』参照)
FW:ウィルフレッド・ザハ(コートジボワール代表) 生年月日:1992年11月10日 移籍金:1175万ユーロ(約16.5億円) 在籍期間:13年冬~15年冬 リーグ戦成績:2試合0得点0アシスト 27年間もの間マンチェスター・ユナイテッドの監督を務めたアレックス・ファーガソンの最後の補強がウィルフレッド・ザハだった。彼の才能は後のクリスタル・パレスでの活躍を見れば明らかだが、ユナイテッドはそれを活かすことができなかった。 13年冬にユナイテッドはザハと契約し、2012/13シーズンの後半戦はレンタル移籍という形でクリスタル・パレスに残留。デイビッド・モイーズが新監督に就任した2013/14シーズンに、正式にユナイテッドに合流した。ところが新指揮官は若きウインガーを冷遇。14年冬にカーディフへとローン移籍して武者修行することとなった。 14年夏にユナイテッドに復帰すると、監督はモイーズからルイ・ファン・ハールへと代わっていた。3バックを基本フォーメーションとする同監督のチームで、ウイングを主戦場とするザハに居場所はなかった。結果としてリザーブチームでトレーニングするなど、オランダ人監督にも冷遇され、ローン移籍の期間も経て15年冬に古巣クリスタル・パレスへと完全移籍で復帰。結局、ユナイテッドのトップチームではわずか4試合の出場に留まった。
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