“王道”という視点で選んだコスモグラフ デイトナとポルシェ911
コスモグラフ デイトナの二本持ちは、ロレックス愛好家の夢と言えるもの。メインは休日使用ということで、非常にクリーンな状態です。両方ともにRef.16520。この第4世代から防水性能が100mに変更され、風防はサファイアガラスを採用し、現行のデイトナに繋がるルックスを完成させています
「それがこちらのホワイトダイヤル。当初は現行モデルも視野に入れていました。しかしちょうど良く巡り合うことができず、5桁のRef.16520を再度手に入れることになりました。本来は先にスポーツモデルを所有したのであれば、もう一本はドレスウォッチを、とすべきかもしれません。ですが、あまりにコスモグラフ デイトナが気に入ってしまい、白黒の二本で揃えてしまおうと思ったのです(笑)。ただし、それはドレスウォッチを避けているというワケではありません」(坪根)
「それは僕の現在のライフスタイルには、スポーツタイプの時計がより良くマッチすると思うから。医者の格好と言うと、“白衣にネクタイで薄型時計”とイメージする人も多いでしょう。しかし昨今は白衣は着用するものの、衛生上の観点からもネクタイをしない人が増えています。特に僕のような形成外科医などは、治療に際して患者に触れることが多く、手技においても清潔さを保つ意味から時計もしないという人が少なくないのです。ゆえに僕も時計スタイルを楽しむシーンは、もっぱら休日になるのです。オフタイムを寛ぐ軽快なカジュアルな装いには、コスモグラフ デイトナのようなクロノグラフがよく似合うと思い、このスタイルとなりました」(坪根) クロノグラフのなかでもコスモグラフ デイトナをセレクトしているのは、“間違いのない一本”だからと坪根さん。リセールバリューの面でも安定しているし、何よりプロダクトとしての完成度に惚れ込んでいるからと強調します。
コスモグラフ デイトナと似たエッセンスを持つスポーツカー
「日常のアイテムとして使いやすく、しかもデザイン的にも研ぎ澄まされた定番品が僕の好みです。特にコスモグラフ デイトナは精度も耐久性もパーフェクト。突き詰めた機能性が美観となっているところも魅力です。そういった視点は時計に限らずクルマやインテリアのチョイスにも共通しています。ここ数年、ポルシェの911を乗り継いでいますが、それはスポーツカーとして非常に優れたスペックを持ち、しかも洗練されたデザインを備えているから。部屋に置く家具にしても北欧を代表するデザイナーのものなどを中心に選んでいます。それほど派手ではありませんが、しっかり実用的で長年愛用できる、スマートな定番品が自分にとって心地良いのです」(坪根)