三重中・野田校長が大臣表彰 英語科教育推進、国際交流の基礎築く 三重・松阪
三重県松阪市久保町の私立三重中学校・野田佳均校長(63)=大黒田町=が、2024(令和6)年度の文部科学大臣の教育者表彰の被表彰者に選ばれた。表彰式はこのほど東京都千代田区の文科省で行われ、県内からは4人、全国で160人が表彰された。 同表彰は、学校教育に特に顕著な功績のあった教育者をたたえるもので、1959(昭和34)年から毎年実施されている。 野田校長は87(同62)年に三重高校の英語教諭として赴任。2012(平成24)年の同高校の教頭などを経て、15(同27)年から同中学校の校長に就任した。 英語教諭として英語科教育の推進に尽力し、オーストラリアの中等教育学校との姉妹校提携に携わり、同校での国際交流の基礎を築いた。 また12年間にわたり、「ユリイカ」と題した通信を発信し、生徒たちに勉強することの大切さを説いたり、本の紹介などをしている。 県内の私立学校10校からなる県私学協会の広報担当理事を務め、私学の振興のための活動も行っており、これらの活動が評価につながった。 野田校長は表彰について「光栄なことで、身の引き締まる思い。私一人の評価ではない。支えてくれた教職員皆さんのおかげ。これからも精進していきたい」と話している。