空から命を救いたい…密着!蒔苗ひかり巡査「北海道警航空隊」史上初の女性パイロット
道民のために働く仕事がしたい。 その思いで警察官を志し、振り出しは交番勤務。 (蒔苗ひかり巡査)「刑事もなりたかったんですけど、まったくやったことないこともやってみたいっていう気持ちが勝ったというか。そういうところに挑戦したいっていう気持ちがやっぱりあって」
パイロットを募集している。 7年前の上司のひとことで、人生の歯車が大きく動きました。 道警に在籍しながら、栃木県の陸上自衛隊・航空学校で訓練に励み、3年前に免許を取得。 道警初の女性パイロットの道を切り開きました。
蒔苗さんがもう一つ楽しみにしている日課がー 自衛隊・航空学校時代に知り合った、ご主人の銀竜さんとの電話です。 (夫・銀竜さん)「最近、あれはうまくいってるの?エンジン始動とか」 (蒔苗ひかり巡査)「そりゃそうでしょ!エンジン始動できなかったら飛べないじゃん」
(夫・銀竜さん)「週末はなにするの?」 (蒔苗ひかり巡査)「勉強だよ」 (夫・銀竜さん)「勉強か。もうすぐクリスマスだね」 (蒔苗ひかり巡査)「そうだね、確かにね」 (夫・銀竜さん)「休み中どっか行ったりする?」 (蒔苗ひかり巡査)「行かないよ」 (夫・銀竜さん)「勉強?」
いまは離れ離れの生活ですが… 目指す高みに向かって、飛び続ける毎日です。 (蒔苗ひかり巡査)「航空隊を最初に目指したところが、人命救助の現場に携わりたいというところだったので。一人でも多く道民の方を助けたいという気持ちがあるので、それを目標に頑張っていきたいと思います」 北海道の安全を空から守る。 蒔苗さんはきょうも操縦かんを握る手に力を込めます。