テント設営のコツはペグとガイロープの角度にあり! ペグ打ちの基本を知って脱初心者キャンパー
地面に打ち込んでテントやタープを固定するのに使うペグ。正しく使用することでテントやタープが強風で飛ばされてしまうのを防ぐため、アウトドアには欠かせないアイテムです。しかしこのペグ打ち、「風が吹いたらペグが全部抜けてしまった」「ペグ打ちの正解がわからない……」など意外と正しい打ち方ができない人が多いよう。そこで今回はテント設営の基本であるペグ打ちの、初心者でも失敗しないコツや工夫を紹介していきます。 【写真】ペグ打ちとテント設営のコツをチェックする(全5枚)
意外と忘れてる!? 基本のペグ打ち
まずはペグ打ちの基本からおさらい。ペグはテントとは逆方向に傾けて、地面に対して60度、ペグに結びつけるロープと90度になるように打ち込むのがベスト。ペグのヘッドに対してまっすぐにハンマーを振り下ろし、ペグが2~3cm見える程度まで打ち込みましょう。 その際、岩や木の根っこなど、硬いものに当たってうまく打ち込めないこともあります。無理に打ち続けるとペグが曲がったり破損してしまう原因にもなるので、無理やり打ち込むのではなく、ペグの位置を少しずらして再度打ち込むようにしてください。
絶対覚えて! ペグの「クロス打ち」
しかし正しいペグ打ちをしていても、雨で地盤が緩んでいたり、強風が吹いている日には普通のペグ打ちでは強度が弱い場合も。そんな時に試して欲しいのがペグの「クロス打ち」。2本のペグをクロスさせて打つことで強度が増す打ち方で、さまざまな場面で活用できるため知っておくと重宝すること間違いなし。常にペグは多めに準備しておくと安心ですね。
キャンプ玄人はみんな持ってる? キャンプギアを使いこなせ!
また、実はあるあるなのがペグ打ち中にストックのペグやハンマーがどこに行ったか分からなくなる現象。「ペグ打ちしてると毎回のようにハンマー失くす」「地味色のハンマーやペグは地面や植物と同化してよく行方不明になる」と、SNSでも被害者が続出しているよう。 そこでせっかくのキャンプ時間がハンマー探しで終わってしまわないよう、おすすめしたいのが腰に巻くタイプのペグ収納袋やアウトドア用のエプロンです。大きなハンマーやペグもすっぽり収まる深型ポケットがついているので、ペグやハンマーをはじめ、軍手やナイフなどさまざまな小物をしまっておくのにピッタリ。最近は実用性だけでなくオシャレなものもたくさん販売されているので、ぜひお気に入りを見つけましょう。 しっかり打ち込まれていないと、ちょっとした風や足を引っ掛けたはずみで簡単に抜けてしまうこともあり、テント張りでは重要な役目を果たすペグ打ち。本記事を参考にペグ打ちの基本をおさらいして、失敗しないテント設営に役立ててください。
野中陽平