「あまり効果は無かった」久保建英、ヘタフェ戦で見せ場を作れず低評価 チーム全体も「改善点が多い」と指摘
ラ・リーガ第4節が現地時間9月1日に行われ、久保建英の所属するレアル・ソシエダはアウェーでヘタフェと対戦し、スコアレスドローに終わった。2試合ぶりの白星を目指したレアル・ソシエダだったが引き分けに終わり、これで開幕4試合を1勝1分け2敗としている。 【動画】久保建英がゴラッソ!鮮烈カットインから左足を振りぬいた決勝点を見る 前節に続きスタメンに名を連ねた久保はこの日も右ウイングでプレー。序盤からチームがチャンスを作れずに試合が進んだ中、16分には久保からのパスを受けた左サイドのセルヒオ・ゴメスが低いクロスをゴール前に送った。そのボールに飛び込んだウマル・サディクがあと一歩届かずゴールとはならなかったものの、久保を起点にチャンスが生まれている。 だが敵地での戦いはヘタフェの激しいチェックに苦しめられた。28分にはブライス・メンデスが相手との接触で右足を痛め倒れこみ、自ら交代をアピールしピッチを去った。また、久保も前後半でファウルを受けるなど、自由にボールを持つ機会は多くはなく、60分に交代を告げられベンチに下がっている。 勝ち点1を得たとはいえ、チーム全体でのシュートがわずか1本と不本意な内容に終わったレアル・ソシエダ。攻撃を活性化させることが出来なかった久保に対しても、現地メディアの評価は高くはないようだ。 スペインスポーツサイト『ELDESMARQUE』による個人採点ではチーム内最低(タイ)となる「4」と評価しており、「日本人選手としては不調な試合で、あまり目立たなかった。再び相手から多くのファウルを受けた」と振り返った。 他にも、サッカーメディア『MUNDO DEPORTIVO』でも、「絶え間なくボールを運んだり、ドリブルを試みたりしていたが、正直あまり効果はなかった」と指摘。また同メディアは、この日のレアル・ソシエダついて、「攻撃サッカーの面で、ここ最近で最も貧弱な試合の一つとなった」「チーム全体で改善すべき点が多い」などと苦言を並べている。 チームは開幕から主力の流出などネガティブな話題が続き、試合でも思うような結果を残せずにいる。シーズン序盤の内にどれだけパフォーマンスを上げていけるかが重要となるだけに、次節以降の戦いは引き続き注目を集めることになりそうだ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]