パワー機を引き当てた松井洪弥

◇１１日　「ファン感謝３Ｄａｙｓバトルトーナメント」（佐賀県・からつボート）前検日 　からつの現行エンジンは９月１日に更新されたばかりで今回が５節目。一番多くてもまだ４節しか使用されておらずエンジン相場は未知数だ。 　そんな中でもエース候補と称されているのは１２号機。初おろしから２節連続でＶを飾っており、２連対率は７０％を超える。引き当てたのは松井洪弥（３１）＝三重＝で「回転を余しているのに伸びで下がらなかったし前検としては合格」と笑顔。初日は１１Ｒの６号艇だけに「ピット離れを求めても面白かも」と進入で動きを見せる可能性もありそうだ。 　６秒６９の一番時計をマークしたのは森永淳（４３）＝佐賀。手にした１７号機は２連対率５０％を超える前節の優出機。「班との比較でも伸びていたし直線はいい雰囲気だった。前検としてはまずまず」と好感触。 　香川素子（４７）＝滋賀＝も２連対率２０％台の３９号機だが「いいエンジンと言われている石渡選手と試運転をして私の方が少し良さそうだったし、感触は良かったですよ」と歯切れが良かった。 　一方で感触がもうひとつだったのは萩原秀人（４５）＝福井。２連対率２位の１９号機を手にしたが展示タイムも平凡で「良くない。このエンジンは乗り手がいいからだと思う」と６５％のハイアベレージの手応えではなかった。地元期待の峰竜太も「直線で下がることはなかったが、エンジン音が良くなかったし、感触もいまいち」と特訓終了後すぐに整備に着手していた。