今月末閉園の「みさき公園」新型コロナで休園も24日から営業再開 園長・職員たちの熱き思い
サル山には営業再開を信じ、飼育員が手作りの紹介コーナー設置
23日も職員らは営業再開を前に、静まり返った各自の持ち場で動物の世話やアトラクションのメンテナンスを行っていた。63年前の開園時からあり、現在では100を超えるサルが住んでいる「サル山」でも、職員がエサを与えたり様子を見ていた。 その柵の前には、それぞれのサルの名前と写真がはりだされていた。聞けば、職員が営業再開を信じて、できる限りの写真をはりだしたのだという。「再開できてよかったです。最後にこの子たちを見てもらえれば」。動物たちも、閉園後は和歌山県のアドベンチャーワールドなどへ引き取られることになる。職員もこの「みさき公園のサル山」で、お客さんに楽しんでほしいという熱き思いが感じられた。
ネット上では「最後の花道を飾ってほしい」などの声
24日からの再開に、ネット上では「再開ができるだけでもうれしい」「最後の花道を飾ってほしい」などの投稿も見られた。 ユーザーの熱い声などもあり、63年の歴史「最後の営業再開」の花道を飾るべく職員らは23日も遅くまで準備を進めていた。営業の詳細は、同園の公式サイトで。