ブラジル代表、歴代ストライカーの系譜(2)世界が歓喜! 怪物&皇帝、最強2トップも成績は?
ブラジル代表のストライカーといえば、誰もが思い浮かべるのは元祖“怪物”のロナウドだろう。大五郎カットでも注目を浴びた日韓ワールドカップでの活躍が象徴的だ。しかし、彼の時代が終わった後にも前線でゴールを決める最も重要な役割を任された名手たちがいる。今回は通算5度のワールドカップ優勝を誇るカナリア軍団のエースとして世界の舞台に立った名ストライカーたちの系譜を振り返る。
ドイツワールドカップ(2006)
ロナウド(レアル・マドリード) 生年月日:1976年9月22日(当時29歳) 個人成績:5試合出場/3得点1アシスト 自身4度目のワールドカップは、体重増加からくるコンディション面の不安なども抱えていたが、グループリーグ第3戦の日本代表戦で2得点を奪って懐疑論を払拭。決勝トーナメント1回戦のガーナ代表戦でもゴールを挙げ、元西ドイツ代表のゲルト・ミュラーが持っていたワールドカップでの通算得点記録を「15」に塗り替えた。 アドリアーノ(インテル) 生年月日:1982年2月17日(当時24歳) 個人成績:4試合出場/2得点0アシスト インテルでエースストライカーとしての地位を築き、ブラジル代表ではコパ・アメリカ2004と翌年のFIFAコンフェデレーションズカップで得点王と大会MVPを獲得。キャリア最高の時を迎えようとしていた。 一方でアドリアーノは父の死をなんとか乗り越えようともがいてもいた。2006年のドイツワールドカップではロナウドとコンビを組んで4試合に出場したが、2得点と期待されたほどの結果を残せず。この頃から私生活でのトラブルや度重なる負傷にも悩まされ、クラブでの成績も急激に下降。2016年にアメリカ4部相当のマイアミ・ユナイテッドFCと契約したのを最後に現役を引退した。
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