【エリザベス女王杯】復活女王スタニングローズ 22年秋華賞以来GⅠ2勝目
今後は未定だが、「5歳でもフィジカルのコンディションがよく、(今後も)いいレースができる状態だと思います」とジョッキーは太鼓判を押す。ようやくつかんだ復活星。満開を迎えたばらの花は気高く咲き続ける。(山口大輝)
■スタニングローズ 父キングカメハメハ、母ローザブランカ、母の父クロフネ。鹿毛の牝5歳。栗東・高野友和厩舎所属。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬。馬主は㈲サンデーレーシング。戦績17戦6勝。獲得賞金4億2621万6000円。重賞は2022年GⅢフラワーC、GⅢ紫苑S、GI秋華賞に次いで4勝目。エリザベス女王杯はクリスチャン・デムーロ騎手が22年ジェラルディーナに次いで2勝目、高野友和調教師は初勝利。馬名は「魅力的な薔薇」。
★アラカルト
◆C.デムーロ騎手 2022年(ジェラルディーナ)以来の2年ぶり2勝目。JRA・GⅠは22年の同レース以来で今年初勝利。通算5勝目。
◆高野調教師 管理馬延べ7頭の出走で初勝利。これまでの最高は19年(センテリュオ)の4着。JRA・GⅠはNHKマイルC(ジャンタルマンタル)以来で今年2勝目、通算8勝目。
◆優勝タイム 2分11秒1は01年にトゥザヴィクトリーが記録した2分11秒2を上回るレースレコード。
◆キングカメハメハ産駒 今年出走の2頭含む延べ18頭の出走で初勝利。
◆馬主…㈲サンデーレーシング 22年ジェラルディーナで制して以降、3年連続5勝目。なお、この勝利で同馬主の持つ歴代最多勝利記録を更新した。
◆生産者…ノーザンファーム 22年ジェラルディーナで制して以降、3年連続12勝目。JRA・GⅠは10月27日の天皇賞・秋をドウデュースで制したのに続く、今年7勝目で通算209勝目(ほかJ・GⅠを3勝)。
◆単勝3番人気馬の勝利 19年ラッキーライラック以来、5年ぶり9回目。
◆関西馬の勝利 22年ジェラルディーナ以来、2年ぶり32回目。通算成績は、関西馬32勝、関東馬15勝、外国馬2勝。