駒大「ゲームチェンジャー」佐藤圭汰、7区会心の走りで青学大との差を2分以上縮める 従来の記録を57秒も更新する区間新
◇3日 箱根駅伝・復路 2年ぶりの総合優勝を目指す駒大は逆転への「ゲームチェンジャー」として復路に温存していた7区・佐藤圭汰(3年)が1時間0分43秒の区間新記録の快走を披露した。2020年大会の阿部弘輝(明大)が記録した1時間1分40秒を57秒も更新。トップの青学大との差を1分40秒差まで縮めた。 佐藤は中継した日本テレビのインタビューに「10カ月ぶりのレースで緊張したけど、これまでいろんな方に助けていただいてこの舞台に立つことができた。支えてくれた方に恩返しをするという気持ちで走った。自分のところでいい流れをつくってやろうと思っていた」と話した。 恥骨の故障の影響で、昨年10月の出雲駅伝、同11月の全日本大学駅伝ではともに未出走だった佐藤は、自身今季初となる大学3大駅伝で”怪物”の異名に恥じない驚異の走りで箱根路に鮮烈な印象を刻んだ。 ゴール後は全ての力を出し尽くしたようにそのままばったりと倒れ込んだ佐藤は、故障明けとは思えない激走に仲間や沿道の観衆から「ありがとう圭汰」との声が飛んだ。
中日スポーツ