水素発電機と蓄電池で二酸化炭素排出を削減 最新鋭の浚渫用中継ポンプ船が本格稼働【新潟】
総合建設会社・本間組(新潟市中央区)が国内で初めて、水素を燃料とする発電機を搭載した中継ポンプ船を本格稼働しました。 中継ポンプ船「越後9000」は、浚渫作業で出た土砂を遠方の処分場に送る専用船で、大型のリチウムイオン蓄電池を搭載しています。このたび国から水素の積載に関する許可を受け、水素を燃料とする発電機の稼働が可能になり、蓄電池と水素発電機の両方を使ったハイブリッド給電を実現。これにより、夜間停泊時の二酸化炭素排出をゼロにしました。 ■本間組・澁谷雄司 機電部長 「二酸化炭素削減、カーボンニュートラルという時代に、道筋は付けられたと思う。これがどんどん広まっていけばいい」 「越後9000」の本格稼働により、二酸化炭素の排出量を年間157トン削減できるということです。