狭山市秋の風物詩 奥富かかし祭り 開催中/埼玉県
地元の小学生たちが作ったかかしが収穫後の田んぼに並ぶ、狭山市で毎年恒例の催し「奥富かかし祭り」が3日から開かれてます。 この催しは、かかしの制作などを通してふるさとへの意識の醸成を図ろうと狭山市の奥富地区で1988年から稲の収穫が終わったこの時期に行われている秋の風物詩です。 市立奥富小学校の南側にある田んぼには、奥富小学校の児童や近隣の福祉施設の人たちが制作したかかしおよそ100体が並んでいて、振替休日の4日は多くの親子連れの姿が見られました。 奥富小学校4年生の児童が制作した伝統的な「山田のかかし」はかかしの腕と脚がアルファベットのTの形になるように組まれているのが特徴で、かぼちゃのお化けが顔に描かれたり埼玉西武ライオンズのユニフォームを着たりしています。 また、かかし祭りでは例年、世相や流行を反映したものが並んでいて、ことしの干支「辰」を表した龍や、メジャーリーグのドジャースに所属する大谷翔平選手、ことし市制70周年を迎える狭山市のイメージキャラクター「おりぴぃ」のかかしも並んでいます。 奥富かかし祭りは11月10日まで開かれています。