依頼殺到「退職代行」 費用相場は2~5万、アルバイトなら“9800円”でも 踏切の前から電話『退職か命落とすか』相談された実例も
■「配属ガチャ」で4人に1人が入社辞退や早期退職を検討
さらに、新入社員の退職には、ある特徴があります。 【株式会社熱狂スタイル 内藤亮代表取締役】「本来は営業職とか、もっと外に出るような仕事がしたかったが、内勤に配属されてしまって、退職しますという事例はあります」 早期退職の大きな要因と言われているのが、いわゆる「配属ガチャ」。 【ハタラクティブ 後藤祐介事業責任者】「配属ガチャっていうのは、ガチャガチャで例えられるように、『自分では決めることができない』、配属そのものをあらわす言葉として、最近使われています」 レバレジーズ株式会社が行った調査では、配属先が希望と異なった場合、4人に1人が入社辞退や早期退職を検討すると回答しています。
■実際の声を聞いてみるとやはり…
街で話を聞いてみると…。 (Q.配属ガチャ外れたらどうする?) 【10代(専門学校生)】「外れたら…でも、やめます。自分の人生なんで」 【20代】「嫌でしかない。辞めますね。すぐ辞めます。営業したいけど事務ってなったら、面白さで言ったら全く面白くないと思うので、1週間もったらいい方じゃないですか」
一方、こちらは40代の男性。 【40代】「(ギャップ)感じますね。僕らは氷河期だったんで、言われるがままに仕事させてもらった。今はそういう時代ではないと思ってます」 (Q.配属ガチャ当たりでした?) 【40代】「ハズレでした。今はくさらずやってよかったなと思います」
■新入社員の退職を防ぐため「入社前に先輩と100時間以上会話」「最低1年間の全寮制」
「配属ガチャ」を原因とした退職の背景には、就職市場の「売り手優位」の状況があります。 ことしの求人倍率は、前年を上回る1.71倍で、学生が企業を選ぶ傾向が、強まっています。 そんな中、大阪市には若者の退職を防ぐ取り組みを進める、建設会社があります。 もともとは、3年で半分以上の新入社員が退職していたというこの会社では、10年ほど前から方針を大きく転換。 まず、入社する前に、人によっては100時間以上にわたって、先輩社員と会話する機会を設けました。 【三和建設採用担当 杉井麻衣さん】「実際に働くイメージをもってもらうために、現場の社員にインタビューすることを推奨しています。(会社のネガティブな部分も)言ってもらいます。逆に入社してから、そういう部分に直面するのではなくて、ある程度、厳しい、苦しい環境もあると、理解をしてもらう」 【新入社員】「働いてない状態だったので、仕事に対しての不安とか(聞いてもらった)」 【先輩社員】「怖い社員さん誰ですか、とか」 【新入社員】「ぶっちゃけた話とかは、たまに」
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